MSN-001A1
DELTA PLUS
Master Grade Series 1/100 Scale Model
E.F.S.F. Transformable Mobile Suit Prototype
ユニコーンは見てないし、可変機はパーツが多くて作るのが面倒だから嫌い。
それでもなぜか可変機を買っちゃうから、心のどこかじゃ「可変機作りたい!」なんて叫んでるのかも。
今回は一部をディティールアップして制作。スジボリ堂さんのBMCタガネを購入したので、その練習という意味合いで完成させました。
後は0.15mmのプラペーパーでのディティール追加。使った箇所は多くありませんが、わずかな段差が生み出す立体感はスジボリでは表現仕切れないことを実感しました。
塗装は現用戦闘機をイメージした、ほの暗いホワイト。シャドーを濃い目にしてあるので全体的に暗い印象がありますが、ハイライトのホワイト自体はやや黄色の入った明るめの色です。
膝の頭やシールドにマウントされたビームサーベルがホワイトそのままの色です。比べるとそんなに大差ない事が分かるかと思います。
頭部のカメラは、ツインアイが裏面にモールドされている、今までとは違うタイプとなってます。カメラアイをスーパーイタリアンレッドで塗装、はみ出した塗料をラッカー溶剤でふき取って、前面からクリアカラーのブルー+レッド+イエローで作ったレッド寄りのクリアブラックを塗装。
真正面から見るとあまりそういう風に見えませんが、下や横から見るとツインアイが拝めるというスッゲー偶然が出来ました。
可変機はポージングが難しいのです。
ライフルの構えも何パターンか取ってみましたが、これが一番マシかな、といった印象。
特にビームサーベルは毎回ポージングに困る装備。
毎回適当なのはそのせいだからです。
ココからディティールアップの解説です。
コクピット上部の装甲は切り離して1mmプラ版で角度変更。その横はそのままでは情報量が少ないので0.15mmプラ版を貼り付けてます。
写真では見えにくいですが、センターフロントアーマーと腹部を1mmプラ版でボリュームアップ。特に腹部はキットのままだとディティールにメリハリがないので、ボリュームアップで力強く見せる事ができます。
肩の上面は分割面で1mm延長。あえて隙間を残しています。上腕横のスタビライザー(?)は1mmプラ版でスクラッチ。真ん中に穴があるほうが速そうに見えるので。
下腕に0.15mmプラ版を台形に切ったものを貼っています。小さくてわかりにくいですが。
膝の先端は1mmプラ版でボリュームアップ。フトモモはスジボリを追加。
アンクルガードにはガンダム系統でおなじみのディティールを0.15mmプラ版で再現。
主翼は1mmプラ版と0.3mmプラ版でスクラッチ。うるさくならない程度にスジボリを入れています。
シールドはそのままだと情報力不足なので、0.15mmプラ版とスジボリディティールアップ。
塗装はいつも通りラッカー塗料で行っていますが、珍しくメタリック塗料は使ってません。
■本体ホワイト部:グレーFS16440。シャドーにニュートラルグレー。
■他ホワイト部:ホワイト。シャドーにニュートラルグレー。
■ブルー部:ニュートラルグレー+ジャーマングレー+コバルトブルー。シャドーにジャーマングレー。
■ブラック部:ジャーマングレー+ホワイト。シャドーにジャーマングレー+ブラック。
■フレーム部:ジャーマングレー+テーアシュバルツ。
■センサー部:クリア+クリアグリーン+クリアブルー。
■ツインアイ部:スーパーイタリアンレッド。前面にクリア塗料のレッド+ブルー+イエローをコート。
■ケーブル部:モンザレッド+ホワイト。シャドーにレッド+ブラック。
ケーブルを赤にしたのは差し色にしたかったからですが、やや色が強すぎて食われたかも。
ライフルはともかく、本体のケーブルは目立ちすぎかなぁ。
今回は塗装が濃いのでウェザリングもデカールも無し。基本塗装と工作でどこまでディティールアップできるのか見てみたかった、というのもあります。決して手抜き工事なんかじゃありません。決して。